平素より大変お世話になっております。
島根JRAT(災害リハビリテーションの運営団体)の事務局の野口と申します。

早速ですが、
今、担当している患者さんの中からどなたでも良いので、その人の心身機能や病態を思い出してください。

「今、担当している患者さんは震度6の地震の際に、歩いて避難できる心身機能でしょうか?」
「今、担当している患者さんは体育館などで生活が出来るでしょうか?」

…いかがでしょうか?
災害時に逃げ遅れる人の多くは、私たちが普段から接することの多い病気や障害を抱える人やその家族だと言われています。
また手すりもなく、段差も多い学校の体育館などでの避難所生活が出来ず困るのも、この方々です。
今、大規模災害に備えて理学療法士をはじめとしたリハ専門職の力が必要とされています。

島根JRATの人材バンクに登録をしていただいた方には
(1)平時から皆さんが患者さんと災害や避難所生活について考えられるようになること
(2)もし島根県で大規模災害が起こった際に、所属施設を、地域を、家族を守れるようになること
(3)全国で助けを求めている被災者に対して、手を差し伸べることができることを目的に、情報提供や研修会を開催しています。

普段、担当している患者さんが被災したら・・・?
そんなちょっとした想像や会話から始まる、あなたの災害リハビリテーション共に学び、共に守りましょう。

島根JRATのHP「人材バンク登録はこちら」
https://egutchi7.wixsite.com/jrat-shimane/%E4%BA%BA%E6%9D%90%E3%83%90%E3%83%B3%E3%82%AF%E3%81%AB%E7%99%BB%E9%8C%B2%E3%81%99%E3%82%8B

島根JRAT 事務局
野口瑛一(島根大学医学部附属病院 リハビリテーション部)