島根県理学療法士会のミッションステートメントに合わせ、各部局でのこれからの活動への意気込み、理学療法士の今後の発展に向けてのメッセージを掲載します。
【島根県理学療法士会 ミッションスローガン】
「あなた」とは、理学療法士である会員の皆さん、対象者の方、地域の方、様々な専門職の方など、
私たちとともに歩むすべての人を指します。そんな皆さんには1人1人“大切”なものがあるはずです。
専門職としての夢や価値観、自分らしい人生、愛する人、健康な身体・・・・
そんな皆さんの“大切”が彩り豊かなものであり続けられるように、
私たちは、ともに寄り添います。
【島根県理学療法士会の10年ビジョン】
私たちは「あなたの“大切”を彩る」というミッションを果たすため、
今後10年にわたり、5つのビジョンに向かって活動を推進します。
このビジョンを達成するために各部からの意気込みを掲載していきます!!
事務局 | 学術局 | 職能局 |
ブロック局 | 委員会 |
【事務局】
総務部
令和4年度より出雲市に設置致しました士会事務所を「みんなが入ってみたくなるワクワクワークスペース」のテーマで整備を進め、運用と管理を行って参ります。
合わせて、士会内外からの郵便物や文書等の管理と会員への配布。
理事会および年次総会の開催につき、サポート致します。
広報部
広報部では島根県理学療法士会の10年ビジョン、「発信力を高める」を目標に活動を行っています。
広報部の現在の活動としては、
- ホームページの管理、更新
- メルマガの管理
- 各種SNSの管理(Facebook・Instagram・LINE公式アカウント)
- 各事業の広報活動
- 広報誌の作成
- 会員紹介インタビュー
等を行ってきました。
特に力を入れているのは、広報誌で一般向けの『まめっぴ』と、会員向けの『SPiriT』の作成を行っております。より多くの方に触れていただきたいと思い、『まめっぴ』は冊子を印刷し、各ブロック部長へお渡しし、地域での配布を行っております。
また情報収集が多様化している現代の中で、若年層むけにInstagramの開設や、LINE公式アカウントの開設を行い、情報が様々な方に行き渡るように日々工夫を続けております。
会員のみではなく、島根県にお住まいの皆様に、理学療法士という仕事のことや、身体のことでお悩みの方に、正しい運動の仕方や生活についての情報提供ができるように今後も活動していきます。
今後は会員同士の横の連携を作るために会員の紹介や、個人で発信ができるようにサポートできるような仕組みや研修会なども企画していく予定としております。
島根県理学療法士会公式Instagram :@shimane_pt
島根県理学療法士会公式Facebook :https://www.facebook.com/spta.information
財務部
財務部では島根県理学療法士会の10年ビジョンが最大限に発揮できるよう予算の中で事業が行えるよう裏方で支援させていただいています。
今後も計画的に事業が行いつつ、みなさんがワクワクを造像していける県士会作りの縁の下の力持ちになれるようサポートしていきます。
人材管理部
人材管理部では、島根県理学療法士会の10年ビジョンである「組織力を高める」ために会員が“参加したい”と思える組織作りを目標に取り組みを進めています。
人材管理部の主な活動としては、会員管理に関する業務を担っています。その中でも中心は県士会事業をサポートする人材「サポーター会員」のリクルートメントを担当します。これから県士会事業を盛り上げていくためには重要な活動になると思っています。今後は「サポーター会員」の方々が県士会活動を通して理学療法士として社会貢献とご自身のキャリアアップにつながる活動となるよう支援できるような部を目指していきます。
◆サポーター会員制度についてはこちら
【学術局】
学会運営部
学会運営部では毎年、島根県理学療法士学会を開催しています。県学会を通して、皆さんと「共に学び、進み続ける」ことを目指しています。
島根県理学療法士学会ってどんな場?
- 全国レベルの最新情報と、地域の最新情報が集う場
- 多くの出会いと議論を通して、共に学ぶ場
- 本気でリハビリテーションについて楽しむ場
これらのことを実現するために著名な講師による講演やシンポジウム、演題発表、企業展示などの企画を設けています。
県学会の良いところは比較的若い世代の参加が多いことです。参加者の40%近くが1~5年目の方々です。学会は学術の場であることはもちろんですが、仲間づくりをする場でもあります。
島根県理学療法士学会で皆さんとお会いできることを楽しみにしています。
第20回島根県理学療法士学会 HP:https://shimane-physical-therapist-20.jimdofree.com/
島根県理学療法士学会Twitter:https://twitter.com/shimanegakkai
生涯教育部
生涯教育部では、登録理学療法士や認定理学療法士、専門理学療法士等の高度な知識・技術を持つ人材育成を目的に、協会が運営する生涯学習制度の運用や啓発を行っています。
生涯学習制度は、2022年度よりリニューアルされ、従来のものより充実したカリキュラムとなりました。また、e-learningを基本とした受講環境の設定により、受講機会の地域格差も改善されました。島根県士会員が、生涯学習制度の利用を通じて、生涯にわたって知識・技術の維持・向上を図り、島根県民の皆様に貢献できるよう支援を行っていきます。
日本理学療法士協会の教育制度について(島根県理学療法士会HPより)
卒前教育部
卒前教育部では、県内養成校に所属する学生の皆さんに対する支援や臨床実習指導者育成講習会への参画を行っています。
県士会として養成校教育に積極的に関わり、学生の皆さんがより良い環境で学べるよう、また学生の頃から県士会という存在が身近なものに感じる事ができるよう取り組んでいきたいと考えています。
様々な事業を通して学生さんと現役の理学療法士との垣根を解消していくことが理想です。
研修管理部
研修管理部では島根県理学療法士会の10年ビジョンである「共に学ぶ、みんなで学ぶ」の実現を目指して研修会の企画・運営を行っています。
これまでも各分野のトップランナーである講師をお招きし研修会を開催してきました。近年は対面研修からオンライン研修への移行など、今までとは形を変えて研修会を開催しています。時代にあわせて研修会の形も変わってきていますが、今後は今まで以上に県士会として何をどう学ぶべきかということを議論し、学びの質を高められるように活動を進めていきたいと考えています。
「共に学ぶ、みんなで学ぶ」島根県理学療法士会を目指しましょう!
研究支援部
研究支援部では県内会員の皆様の学術研究のサポート、推進に向けて活動しております。
島根県理学療法学会での「抄録作成サポート」や「論文執筆支援」まで、幅広く会員の皆様をサポートしていきます。
島根県は他県と比較し、まだまだ学術活動が盛んな地域とはいえませんが、会員や規模が比較的少ない県士会だからこそできる活動を行い、島根県から全国に向けて情報を発信できるように努めていきます。
今後、5年間は島根県内での研究指導者育成に尽力し、将来的には学術活動を行うことが県士会の「当たり前」になるような将来を描いています。
【職能局】
医療介護報酬部
医療介護報酬部では、診療報酬・介護報酬・障害福祉サービス等報酬の改定に向けて、会員の皆さんが改定の内容や流れを把握し、各所属先においてリハビリテーション専門職としての専門性を発揮しながら、組織や地域へ貢献できるように支援しています。
近年では、社会情勢の変化により「地域」や「保険外」など理学療法士の活躍するフィールドが増えるとともに、求められる役割も変わってきています。「あなたの“大切”を彩る」というミッションを果たすため、理学療法士としてどう在りたいか、また社会課題解決に向けて理学療法士として何ができるかなど、キャリアデザインに向けた支援も行い、理学療法士の新たな可能性を広げられるよう活動していきたいと思います。
キャリア支援部
キャリア支援部では会員の皆さんが島根県で働き生活しながら理学療法士としてキャリア形成出来るよう支援していきます。
その為の活動として今年度は新入会員の歓迎、会員間の繋がりづくりの為の新入会員歓迎会や、県内の様々な職域で活躍しておられる先輩会員、専門・認定資格を取得しておられる先輩会員からのアドバイス、繋がり等を得られるキャリア支援セミナーを企画しています。
チャレンジしやすい、チャレンジが当たり前の県士会を目指していきます。
【ブロック局】
東部ブロック部
東部ブロック部では、島根県理学療法士会の10年ビジョンである「組織力を高める」、「地域と活きる」、「発信力を高める」を目標に幅広く地域に寄り添える部局を目指し松江市、安来市、隠岐郡を中心に活動しております。
現在の東部ブロック部の活動は、
- 地域ケア会議及び介護予防推進リーダーの発信
- 会員施設訪問
- プラスワン研修
- スポーツ支援(医科学サポート事業、高野連サポート事業等)
まだ昨年度から新設された部局もあり、これからもっと活発に活動していくなかでネットワークの構築が大事になると思っています。これからも県士会員の皆さんと一緒に盛り上げられるような部局を目指していきたいと思います。
中央ブロック部
中央ブロック部は島根県理学療法士会の10年ビジョンの1つである「地域と活きる」を旗印に 出雲市、雲南、県央エリア の 介護予防活動や、スポーツ活動等の地域活動を支援する部局です。
主な活動として、地域ケア会議、介護予防推進リーダーの養成・育成事業、スポーツ協会や高校野球連盟のサポート事業、会員ネットワーク構築事業を進めて参りました。
昨今のコロナ禍において、介護予防やスポーツ活動の実施形態は日々変化し、柔軟な対応が求められる一方で、会員同士の繋がりは直接対面する機会の確保が難しくなり、新しいネットワークの形を模索していかなければなりません。
私たちは、様々な状況に対する対応力・柔軟性を備えたネットワークを構築し、地域のみなさまの活動に、彩りを添えられるような部局を目指します。
西部ブロック部
西部ブロック部は、江津市・浜田市・益田市・吉賀町・津和野町と範囲は広く、人口密度が低い地域です。地域・行政支援、スポーツ支援、介護予防活動を支援しています。専門職の人数も少ない中で、様々な領域で十分に活動していく為、ネットワーク構築が必要だと考え事業を進めております。一人では思うように進めることができなくても、幅広く繋がりをつくることで、専門職として各領域を支援できるように、また地域に必要とされるような部局を目指しています。
委員会
ビジョン推進委員会
島根県理学療法士会は“あなたの大切を彩る”というミッションを果たすため、今後10年にわたり5つのビジョン((1)組織力を高める・(2)共に学ぶ、みんなで学ぶ・(3)地域と活きる・(4)発信力を高める・(5)ワクワクを創造する)に向かって活動を推進します。
ミッション・ビジョンは2020年に策定され2021年より始動しました。ビジョン推進委員会では士会活動がミッション・ビジョンの実現に向かっているかモニタリングするため、ビジョンの目標設定にKPI(Key performance indicator)を導入します。
委員会の構成は理事・部長・一般会員・養成校所属の学生を公募によって構成し、多様な視点を持って目標や目標の到達状況について議論致します。目標はみんなで共有することが“大切”です。2022年から会員と共有する機会として公開会議を行い、会員と共にビジョンを推進する活動を行います。
学会審議委員会
学会審議委員会では、島根県理学療法士学会の円滑な運営や今後の発展に向けて県内の有識者で構成される委員の皆さんと業務にあたっています。これまで学会の質向上のために、「演題査読規定」や「表彰規定」や、「一般演題発表に対する支援制度」などを進めて参りました。
今後も士会役員や学会運営部、研究支援部などと協力体制を築きながら島根県学会が地域住民の方々にとって役にたつものであれるように議論を進めて参ります。
規約組織検討委員会
規約組織検討委員会では、会員がやりがいを持って、よりよく活動できるために、その基盤となる規約づくりを行っています。
今後も、皆様からのご意見を反映しながら、より良い体制を目指して参ります。
スポーツ理学療法推進委員会
東京20202オリンピック・パラリンピックを契機にスポーツ理学療法の普及と人材育成を目的に発足した委員会です。スポーツ理学療法は、スポーツで怪我をした選手に対する理学療法だけでなく、障がい者スポーツや健康増進を目的としてレクリエーションスポーツ、怪我をしない体づくり支援など幅広い方々を対象とします。島根県は全国的にみてもスポーツ関連事業の数が多いです。そうした、会員の皆様の活動を支えるよう教育支援や障がい者スポーツの普及を今後も継続的に実施してまいります。
政治参加検討委員会
近年、私たち理学療法士がその業務を行う上で制度や法律を学ぶことが求められるようになってきました。地域で生きていくためにそういった事項を学ぶことは非常に有益なことであると考えています。公共益としての活動を進める上で政治に関して興味を持ち、会員の皆さんがより良き活動ができるような学びの場を提供します。職能団体として地域住民のニーズを捉え、また会員の地位を守っていく上での政策提言を行うことを目指しています。政治に関する研修会、意見交換会などを開催致します。
災害支援対策委員会
この50年を振り返った時、県内では特に台風や洪水などでの被害が多く発生しております。もしものときに被害に合わないために、被害を少なくするためには日頃から防災対策がとても重要となってきます。
災害支援対策委員会では、防災関連の情報を発信したり、災害に関する研修会を開催し、県士会そして島根県全体の防災力が向上できるよう活動しています。
皆さん自身、そして皆さんの大切な人を守るためにも、災害が起こる前に皆さんで一緒に備えていきましょう。