一般社団法人 島根県理学療法士会 会長就任のご挨拶

小川昌(医療法人かつべ整形外科医院)

小川先生

2021(令和3)年5月30日に開催いたしました定時社員総会において、太田真英前会長のあとを引き継ぎ、一般社団法人島根県理学療法士会の会長に就任いたしました。私は第10代目の会長となります。当士会は1972(昭和47)年に設立され、来年2022(令和4)年に50周年を迎えます。節目の年に会長の任を得たことは非常に光栄なことであると同時に身の引き締まる思いがあります。これまでの長きに渡り多くの先輩方が築いてこられた道筋をしっかりと受け継ぎ、さらに士会を発展させていきたいと思っております。

 

私ごとですが、現在の職場にきて6年が過ぎました。以前は他県におりましたので、島根県理学療法士会に入会してからも6年ということになります。過去4年間ほど在籍したこともありますので、それを含めても約10年の士会歴となります。

私よりも長く島根県に在籍される先生方も多くいらっしゃるなかで私がこの士会会長の責務を果たせるかと考えたこともあります。しかし、他県での経験や、短いながらも当士会での活動を通して学んできたことをしっかりと活かし、また多くの共に士会を運営していく仲間の支えを得ることによって職責を果たしたいと考えております。

 

先程も述べましたが、島根県理学療法士会は来年設立50周年を迎えます。また一般社団法人となって10年を迎えます。新たなステージに進む私たちですが、節目に合わせ士会の「ミッション」、「ビジョン」の策定を行なっております。「あなたの“大切”を彩る」というミッションを立て、今後10年にわたり、5つのビジョン(1 組織力を高める、2 共に学ぶ・みんなで学ぶ、3 地域と活きる、4 発信力を高める、5 ワクワクを創造する)に向かって活動を推し進めていきます。理学療法士の組織という枠組みだけでなく、広く県民の皆様の健康に寄与する組織として様々な活動に取り組んでいきたいと考えております。

 

昨年来の新型コロナウィルスの猛威によって私たちの活動、取り組みは思い通りに進んでいない部分もあります。しかし、こういう時代であるからこそしっかりと前を向き、一つ一つ丁寧に実行に移して行きたく考えております。組織として成熟していくためには、困難な局面でもブレずに信念を持ち行動することが求められます。士会理事会など運営部門の頑張りはもちろんですが、士会会員お一人お一人が士会運営に参画していただき、「私ごと」として取り組んでいっていただけるよう様々な活動を展開していきたく思います。

最後になりますが、私たちの組織はまだまだ未熟で発展の途中にあります。多くの方々にご意見を頂戴し、叱咤激励をいただきながら成長していくべき組織です。どうか今後もご指導ご鞭撻のほど何卒宜しくお願い致します。