ShimaNE-WS / 内部障害専門領域部会からのお知らせ -第6弾-
2024年11月10日
平素より,内部障害専門部会の活動にご協力いただきありがとうございます.
本年度当班は,内部障害に関わる資格の紹介をさせて頂きます.
皆さんのスキルアップ,学習の一助になれば幸いです.
詳細は 下記URL参照下さい.
【資格紹介】心不全療養指導士
日本循環器学会では2021年度より「心不全療養指導士(CHFE:Certified Heart Failure Educator)」認定制度を開始しました。この制度は、超高齢社会を迎えて心不全患者が急増している現状を踏まえ、心不全の発症・重症化予防のための療養指導に従事する医療専門職に必要な基本的知識および技能など資質の向上を図ることを目的として創設されました。病院に限らず在宅をはじめとした地域など様々な場面で幅広く活動し、心不全におけるチーム医療を展開していくことで、心不全による増悪・再入院予防、そして生活の質(QOL)の改善を図ることを目指して、多くの専門職が取得できる資格となっています。
(心不全療養指導士H Pより)
島根県でも理学療法士だけでなく色々な職業の方が資格を取得し活動されています。
心臓リハビリテーション指導士と異なり、日本循環器学会に入会することですぐに受験をすることができ、受験前に視聴が必要な研修動画は、わかりやすく心不全について体系的に勉強することができます。
【診療報酬算定への影響】
必須ではない
【資格認定団体】
一般社団法人 日本循環器学会
【受験資格】
受験資格は、以下のすべてを満たしていることが必要です。
1)看護師、保健師、理学療法士、作業療法士、薬剤師、管理栄養士、公認心理師、臨床工学技士、⻭科衛生士、社会福祉士の国家資格を有すること
2)日本循環器学会会員(正会員・準会員)であり、年会費を納めていること
(会員年数は問いません。試験を受ける年度の4月1日以降の入会で問題ありません。)
3)現在、心不全療養指導に従事していること
4)受験者用eラーニング講習を受講し、修了証を取得していること
5)症例報告書5例を不備なく記載し提出していること
6)申請書類を不備なく記載・提出し、受験料を納めていること
【受験までの流れ】
4月 日本循環器学会へ入会
2)4月―6月eラーニング受験
3)6月−7月オンライン受験申請 症例5症例
4)8月受験申請書類発送、審査料入金
5)12月 認定試験(各県で実施予定あり 変更の可能性あり)
【試験日】
12月ごろ
【会場】
昨年度は各県で開催
【合格率】
90%程度
【資格更新】
5年間
※資格有効期間中は、日本循環器学会の会員である必要があります。
年会費未納により退会となった場合は資格失効となります。
1)日本循環器学会会員(正会員・準会員)を資格有効期間中継続し、年会費を完納している
2)日本循環器学会学術集会に5年間の中で1回以上参加している
3)5年間で50単位以上取得している
4)症例報告5例の提出
【受講費及び審査料】
eラーニング受講料5000円
審査料 15,000 円
※心不全療養指導士認定試験ガイドブック第2版の購入が必要です。
税込3960円
【出願期間】
昨年度 eラーニング受講 4月から
昨年度 オンライン申請 6月から7月末
※本年度の予定は各自H Pでご確認ください
【ホームページURL】
https://www.j-circ.or.jp/chfej/
詳細は心不全療養指導士のHPでご確認ください。
【取得者のコメント】
済生会江津総合病院 嘉戸 智啓
(1)なぜこの資格を知ったのか?なぜ取得しようとしたのか?
職場の認定看護師さんから心不全療養指導士の資格について教えてもらいました。心不全パンデミック到来の危惧を知り、心不全患者さんのケアや予防を行うため、より専門的な知識と技術を身につけたいと感じたのが取得のきっかけです。心不全は慢性的な疾患であり、患者さん自身のセルフケアが重要となるため、その指導方法を学びたいと思いました。
(2)取得したらよかったことは?
知識が身についた事もありまずか、同じ資格を持つ多職種の仲間とのネットワークが広がり、情報交換や相談ができるようになったり、職場内の他部署の方々で話しやすい人が増えたのでよかったなと思います!
(3)今後取得しようとしている方にコメントを!!
資格取得は時間と費用もかかり、決して簡単ではありませんが、その過程で得た知識や経験は必ず臨床に活かされます。心不全療養指導士の資格を通じて、患者さんの生活の質を向上させるためのスキルを身につけることができます。他部署のスタッフ等とも仲良くなれるはずです!皆で一緒にやりましょう!