超高齢社会を迎えた日本において、「健康寿命」の延伸は重要な課題です。健康寿命を縮める要因の一つである糖尿病は、AGEs(終末糖化産物)の蓄積による老化促進や血管・神経障害を引き起こし、運動機能の低下を招きます。

 本セミナーでは、糖尿病の病態やAGEsの影響、さらに抗酸化作用を活かした介入方法について最新の研究を紹介しながら、運動療法の可能性を探ります。

 運動は、血糖コントロールの改善だけでなく、酸化ストレスを軽減し、AGEsの蓄積を抑制することで老化を遅らせる効果が期待されています。

 特に、適切な運動負荷の選択がどのように健康寿命の延伸につながるのか、エビデンスに基づいた知見を提供します。

 次世代の理学療法士として、糖尿病・老化・健康寿命に関する最新の知識を習得し、科学的根拠に基づいた運動療法を実践するための第一歩を共に踏み出しましょう。